GT-Rニュル開発レポ! 現地取材で見えた事…
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:河口 まなぶ
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:河口 まなぶ
2011年9月20日、僕はドイツ・フランクフルト空港に降り立った。先週のフランクフルトショーから数えて中3日で再び降り立ったのは、ここからクルマで約1時間半離れた場所にある自動車開発の聖地ともいえるニュルブルクリンク(以下:ニュル)のノルドシェライフェ(以下:北コース)に向かうためだった。
ニュルに向かう目的はただひとつ、毎年春秋の恒例行事となっている日産GT-Rの開発テストを見に行くためだ。今年は3月に震災があったことを受けて、春のテストは中止となった。また国内でもGT-R開発の聖地である仙台ハイランドが被害を受け、開発は困難を極めていた。それだけに今回の秋のテストはいつもよりも工数が増していた。ただそれでも伝え聞くところによれば、開発テストの最終日に行う性能計測、いわゆるタイムアタックは行う、とのことだった。
ならば行くしかない…僕は数ヶ月前にそう決めていた。かつて僕は2007年にGT-Rが登場した時に愛車として購入し、それを踏まえてこのカービューで、「GT-Rは僕の望む種類のクルマとは違う」と記し大きな反響を頂いた。が、その後もひたすらGT-Rをウォッチし続け、事ある毎に開発テストをのぞかせていただいたりしていた。またそうしているウチに、GT-Rの開発にとても興味が沸き、今ではすっかりGT-Rとは切っても切れない関係になった、とさえ思っている。それだけに開発テストを見に行くことは僕にとっても毎年の恒例行事になったのだ。
そうして僕はGT-Rの開発テストに必ず行くことにしているのだが、そうやってGT-Rの開発に触れているウチに、実に面白いことにようやく気付くことができた。おそらく多くの人は今回初めて知ることになるだろうが、実はGT-Rの開発というのは、何もクルマそのものをテストするだけの場ではない、ということ。言い換えれば“GT-Rに関する全ては現場で決まる”、のだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?